news

お知らせ

特許取得しました(椎弓形成プレートおよび椎弓形成インプラントデバイス)

 2024年8月22日 – シンフォニーメディカル株式会社(本社:京都府、以下「当社」)は、当社が開発した椎弓形成術用の「OPERAラミノプラスティシステム」が日本で特許(特許番号:JP 7538974)を取得したことをお知らせいたします。本デバイスは、椎弓形成術において安定性を高め、術後の患者の快適さと治療効果を向上させるために開発された画期的な医療機器です。

特許の概要

今回の特許は、分割された椎弓の間隔を維持するために使用される特殊な椎弓形成プレートに関するものです。このプレートには長手方向を有する本体部が備えられ、接続板部を介して椎弓の各部分を安定的に固定する構造となっています。さらに、厚みの異なるプレート部位の設計により、患者の骨格形状に柔軟に対応でき、安定性を確保しながらも必要に応じた調整が可能です。

技術の特長

本デバイスは、椎弓形成術における骨格の個人差に対応することを目的として設計されており、分割された椎弓の各部位を安定的に支える構造を持っています。特に、プレートの一部に施された厚さ変更の工夫により、術後の骨格変形を抑制し、インプラントの耐久性と剛性が向上しています。また、チタン合金を用いた軽量で耐腐食性に優れた素材を採用し、患者の体内での適応性も確保しています。

  • (a) プレートの頭部は、椎弓を挟むように配置される。
  • (b) サポート部は、椎弓が厚すぎて挟み込めない場合、椎弓の側面に容易に挿入できる。
  • (c) プレートの上方部は、椎弓の形状に合わせて十分に曲がる。

医療への貢献

この椎弓形成インプラントデバイスは、従来の椎弓形成術の課題であった固定の不安定性や骨格形状の個人差に伴う適応困難を解決することが期待されます。術後の固定が安定することで、患者の回復が促進され、リハビリテーションもスムーズに行えることが期待されます。当社は、今後も医療現場に貢献できる革新的な製品を提供し続け、患者様の生活の質向上に努めてまいります。

今後の展望

シンフォニーメディカル株式会社は、本特許を基盤とし、椎弓形成術におけるさらなる技術革新を推進してまいります。医療関係者との連携を深め、グローバルな市場展開も視野に入れつつ、患者と医療現場のニーズに応える製品開発を続けてまいります。

【特許番号】特許第7538974号(P7538974)
【登録日】令和6年8月14日(2024.8.14)
【発行日】令和6年8月22日(2024.8.22)
【発明の名称】椎弓形成プレートおよび椎弓形成インプラントデバイス

【本件に関するお問い合わせ先】
シンフォニーメディカル株式会社