小皮切での操作性
プレート、ホルダー、ドライバーの取り回しを、深い術野で確認しやすい順番に整理。
医療従事者向け / 2026年5月10日改訂
Opera Laminoplasty System
OPERAラミノプラスティシステム 手術手順
ExLAP / OPERA Positioning
OS NEXUS No.18で示されたExLAPでは、約3cmの皮切からC3-6椎弓形成を行うため、 深部視野、器械進入方向、プレート保持、スクリュー使用を同時に成立させる必要があります。 OPERA(Open-door Plasty for Early Recovery Approach)ラミノプラスティシステムは、 この限られた術野で扱いやすいコンパクトなプレートと専用器械を 一体で確認できる構成です。
小侵襲手術の小術野で、椎弓側プレートのフィット、ホルダー操作、 尾側からの設置順序、各プレート4本設置、閉創前確認までを一連のワークフローとして確認できます。
プレート、ホルダー、ドライバーの取り回しを、深い術野で確認しやすい順番に整理。
フレキシブルな椎弓側を骨形状に合わせ、スクリュー角度と支持面を同時に確認。
専用ドライバー、トライアル、ホルダー、O型ホルダーをコンパクトに運用。
Design & Implant Overview
OPERAラミノプラスティシステムは、頚椎椎弓形成術において開大した椎弓の位置保持を目的とする 頚椎椎弓形成用プレートシステムです。プレート、スクリュー、専用器械で構成されています。
頚椎椎弓形成術における開大椎弓の位置保持に使用してください。適応、禁忌・禁止、 使用上の注意、不具合・有害事象は電子添文で確認してください。
Procedure Concept
頚椎椎弓形成術では、開大側の骨溝作成、ヒンジ側作成、椎弓開大、 プレート設置、スクリュー設置を順に行ってください。OPERAラミノプラスティシステムで、 開大した椎弓をプレートとスクリューで保持してください。
開大した椎弓をプレートとスクリューで保持してください。
骨溝作成、椎弓開大、プレート設置、スクリュー設置。
J Clin Med 2024、OS NEXUS No.18。
Preoperative Planning
責任高位、開大範囲、開大側、ヒンジ側、プレートサイズ、スクリュー長を確認してください。
適応、禁忌、使用上の注意、不具合・有害事象を確認してください。
患者体位と術野展開を確認してください。
患者を腹臥位とし、頚部をニュートラルに近い位置で固定してください。標準的な後方正中切開を基本とし、 開大側を十分に横方向へ露出しながら、外側塊と椎弓の接合部を確認してください。小切開で行う場合も、 椎弓、外側塊、棘突起、開大側・ヒンジ側の位置関係を確認してから骨溝作成へ移ってください。
骨溝位置を確認してください。
露出完了後、開大予定椎弓に対してハイスピードダイヤモンドバーを用い、 外側塊と椎弓の接合部に沿ってガター(骨溝)を作成してください。骨溝の位置は、 開大後のプレート設置面、外側塊側スクリュー角度、椎弓側スクリュー角度を基準に確認してください。
骨溝作成の深さ、角度、到達範囲は術者判断に従ってください。硬膜・神経組織への影響を確認してください。
ヒンジ作成、開大操作、骨性抵抗を確認してください。
開大予定椎弓の反対側に、ハイスピードダイヤモンドバーを用いてガターを作成してください。 ヒンジ側は開大時の支点です。骨溝の深さと椎弓の連続性を確認してください。
キュレットまたは類似の器械を用いて、開大側の腹側皮質を解除し、椎弓に背側から直接力を加えて 適度に開大してください。開大時は左右差、ヒンジ部の抵抗、骨折の有無を段階的に確認してください。
開大幅だけでなく、プレートが自然に支持できる骨面が残っているかを確認してからトライアルへ進んでください。
サイズ、色分け、ベンディング範囲を確認してください。
OPERAプレートトライアル(オプション)を使用し、開大部に応じたプレートサイズを確認してください。 プレートサイズは6、8、10、12mmです。色分けによりサイズを判別してください。 選択時には、外側塊側の接触、椎弓側の支持、スクリューホールの向きを同時に確認してください。
開大幅、椎弓厚、骨面への接触、スクリュー角度、隣接プレートとの干渉。
プレート強度を損なう折り返しベンディング、過度な曲げ戻し、骨面に合わないままの固定。
プレート保持と設置姿勢を確認してください。
選定したOPERAプレートをプレートホルダーで保持し、椎弓拡大部へ仮設置してください。 通常はストレートのプレートホルダーを用いてください。プレートがホルダーの溝に確実に挟まっていることを確認してください。 プレート設置位置を確定し、ホルダーで固定位置に保持したままスクリューホール作成へ進んでください。
スクリューホール作成、スクリュー保持、設置順序を確認してください。
スクリューは緩み・浮上することがあるため、それぞれのプレートごとに必ず4本設置してください。 基本は5mm、距離がある場合は7mmを選択肢とし、骨質や設置状態に応じてレスキュースクリューを検討してください。
Lamina Side & Hinge Support
OPERAプレートの椎弓側は、骨形状に沿わせやすいフレキシブルな設計。プレート先端部の支持部を 骨面に合わせ、椎弓側スクリューが適切に固定できる姿勢を確認してください。
折り返しベンディングや過度な曲げ戻しはプレート強度低下につながるため避けてください。
骨溝作成後に椎弓の安定性が不足する場合は、ヒンジプレートの併用を検討してください。
Final Confirmation
各プレートに4本のスクリューが設置され、浮き上がり、緩み、明らかな干渉がないか確認してください。
開大幅、ヒンジ部の連続性、椎弓側支持、硬膜側への影響を確認してください。
スクリューの過不足、突出、角度、骨質に応じたレスキュー選択の要否を確認してください。
使用数量、未使用インプラント、器械、ケース向き、ロット情報の記録を施設手順に従って確認してください。
最終確認は、プレート単位、椎弓単位、全体アライメントの順に行い、閉創前に術者・助手・器械出しで 設置状態と使用物品を確認してください。
Implant Line-up
| 型番 | 規格 | 色 | 確認の意図 |
|---|---|---|---|
| 6 | 6mm | グリーン | 小さい開大幅 |
| 8 | 8mm | ゴールド | 標準的な開大幅 |
| 0 | 10mm | ピンク | 開大幅が大きい場合 |
| 2 | 12mm | ブルー | 大きい開大幅 |
| 型番 | 規格 | 長さ | 使用場面 |
|---|---|---|---|
| 5 | 2.6mm | 5mm | 標準 |
| 7 | 2.6mm | 7mm | 距離がある場合 |
| A | 3.0mm | 5mm | レスキュー |
| B | 3.0mm | 7mm | レスキュー |
Instruments & OR Workflow







プレートケースのスライドカバーとトレーの矢印を合わせて使用してください。矢印が合わない場合、 スライドカバーが入らないため、返却時にも向きを確認してください。
Safety Notes
使用前に電子添文、正式な手術手技書、施設手順を確認してください。 患者状態、骨質、骨形態、術野条件に応じて術者が最終判断を行ってください。
Evidence / Product Information
Yamane K, Narita W, et al. Exoscopic Minimally Invasive Open-Door Laminoplasty: A Technical Note and Preliminary Study of Acute Postoperative Clinical Outcomes. J Clin Med. 2024;13(8):2173. doi:10.3390/jcm13082173.
Yamane K, Narita W, et al. Exoscopic Minimally Invasive Open-Door Laminoplasty with Pedicle Screw Fixation: A Technical Note and Preliminary Clinical Experience. J Clin Med. 2026;15(6):2307. doi:10.3390/jcm15062307.
山根健太郎・成田渉「3cmで行う片開き式頚椎椎弓形成術 外視鏡とXRを用いた試み」 『OS NEXUS No.18』pp.158-165、株式会社メジカルビュー社。